瞳の中の彼
学校にも行く気せず、ひとまず家に帰り着替えて遊びに行こうと自分の部屋を出た。

「よう! いたのか?」



廊下にいたのは、夕べから泊まり込んでいた銀二さんだった。


「…なにか用ですか?銀二さん?」


「何か用って…お前、学校はどうした?サボりかよ?」


「関係ないっしょ…」


銀二さんは、俺の部屋にズガズガと勝手に入って行く。


そして、机の上に貼ってある一枚の写真を眺める。


「そろそろ、妹離れしないといけないんじゃねぇ?」



写真を見ながら、以外な言葉を放つ銀二さんにイラつく…。



「銀二さんには、関係ないでしょ⁉」



銀二さんは、椅子に腰掛け煙草に火を付けた。


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