瞳の中の彼
「あの…総長…。そろそろ授業が始まるんですが…」


「あぁ、わかった。 葵、昼休みはたまり場の部屋へ来いよ。」


「はい…。」



「太一、ちゃんと連れて来いよ。」



「了解っス!」



太一さんは、緊張した感じて返事をした。


隼人さんが立ち去ると、太一さんは緊張が解けたのか廊下の壁にもたれた。



「はぁ…緊張したぁ。」


「そんなに緊張するものなの?」


「緊張しますよ。チームの総長ですよ!チームじゃ一番偉いんですよ。」


そのくらいわかってますよ。太一さん。



「あの…太一さん、敬語やめてください。普通に話して下さい。」



私は偉くもないのに。








< 182 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop