瞳の中の彼
校庭に入ると 新入生や在校生の人だかり
お兄ちゃん達が歩くのが早く 私の足では追いつかない
「はぁ...見失っちゃった...」
一人ため息ついていると
「何やってんだよ!...ったく...歩くの遅いんだよ!ほら!!」
楓が呆れて手を差し出した
「ごめん...楓...」
楓の大きな手に私の小さな手が包まれる
「クラス見に行こうぜ!」
「うん!...あれ?りー兄は?」
「あそこにいる...」
楓が指さす場所を見ると 化粧バッチリのギャル先輩達に囲まれているりー兄がいた
「あの方は何しに来たんでしょう?」
「さぁ? あいつは ほっといて 行くぞ!」
私は楓に手を引っ張られて クラス発表の掲示板を見に行った
「あっ!葵!! こっち こっち!」
手をぶんぶんと振っている 荒川 未来(みく)
彼女は 小学校からの親友
「クラス一緒だったよ!でも...楓.. 隣のクラスになっちゃった...」
「俺は別にいけど…」
「あ…葵が心配なんでしょう? まったくシスコンなんだから! 葵の事はあたしに任せなさい!」
バシバシと楓の背中をたたく 未来
「い...痛てぇ...」
楓…心配性なんだから…
それから体育館で入学式が始まった
式が終わるとクラスに移動
「葵...理玖さんも来てたの?」
「ん! 一緒に来たけど…先輩達に囲まれていた」
「モテモテですねぇ! いいなぁ 葵は...」
「何で?」
「だってさぁ...理玖さんも楓もかっこいいし あんな兄貴がいたらいいなぁ…」
未来さん...まぁ かっこいいのは事実だけど...怒ったら2人とも すっごく怖いんですよ...
元総長に無愛想な楓
お兄ちゃん達が歩くのが早く 私の足では追いつかない
「はぁ...見失っちゃった...」
一人ため息ついていると
「何やってんだよ!...ったく...歩くの遅いんだよ!ほら!!」
楓が呆れて手を差し出した
「ごめん...楓...」
楓の大きな手に私の小さな手が包まれる
「クラス見に行こうぜ!」
「うん!...あれ?りー兄は?」
「あそこにいる...」
楓が指さす場所を見ると 化粧バッチリのギャル先輩達に囲まれているりー兄がいた
「あの方は何しに来たんでしょう?」
「さぁ? あいつは ほっといて 行くぞ!」
私は楓に手を引っ張られて クラス発表の掲示板を見に行った
「あっ!葵!! こっち こっち!」
手をぶんぶんと振っている 荒川 未来(みく)
彼女は 小学校からの親友
「クラス一緒だったよ!でも...楓.. 隣のクラスになっちゃった...」
「俺は別にいけど…」
「あ…葵が心配なんでしょう? まったくシスコンなんだから! 葵の事はあたしに任せなさい!」
バシバシと楓の背中をたたく 未来
「い...痛てぇ...」
楓…心配性なんだから…
それから体育館で入学式が始まった
式が終わるとクラスに移動
「葵...理玖さんも来てたの?」
「ん! 一緒に来たけど…先輩達に囲まれていた」
「モテモテですねぇ! いいなぁ 葵は...」
「何で?」
「だってさぁ...理玖さんも楓もかっこいいし あんな兄貴がいたらいいなぁ…」
未来さん...まぁ かっこいいのは事実だけど...怒ったら2人とも すっごく怖いんですよ...
元総長に無愛想な楓