瞳の中の彼
「じゃ 先に帰ってる 葵! 時間には帰ってこいよ」

「うん わかった...」

楓が教室を後にすると 女の子たちも 楓の後を追いかけて行った

「未来...ごめんね...未来の名前使っちゃって...」

「いいのよ! あんな事言われたら 一緒に帰れないよね...」

未来は私の頭をポンポンと叩いた

「じゃぁ 買い物でも行きますかぁ!」

「えっ?」

「手ぶらじゃ 帰れないでしょ...ねっ」

「未来...ありがとう...」


それから私たちは ショッピングモールに行き買い物をした

クレープを食べたり プリクラを撮ったり ...

「あっ そろそろ 帰ろっか 過保護なお兄ちゃん達が 心配するといけないから」

「ありがとうね 付き合ってもらって...」

「いいのよ! また 付き合ってあげるわよ!」

未来...ありがとう

私たちは ショッピングモールを出て 駅の方へと歩いていた








「ねぇ 彼女たち 俺たちと遊ばない?」




後ろを振り向くと ガラの悪い連中が数人立っていた


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