瞳の中の彼
「りー兄...怖い...怖いよ...うぅっっ...」

泣きじゃくる私を りー兄は優しく抱きしめた


「落ち着け...兄ちゃんがついてる」


りー兄に抱きしめられていても身体の震えが止まらない


このまま思い出さず 忘れていたかった


私はこの傷を一生背負って いかなければならない


そう思うと 涙が止まらなかった



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