瞳の中の彼

怖モテ集団

私が記憶を取り戻してから

2日後 楓と共に退院出来た


家に帰ると 両親が転勤先から帰っていた

「お父さん...お母さん?どうして 此処に?」

不思議そうに聞いた私に


「あなた達のことが心配で帰ってきたんじゃないの!」

「忙しいんじゃねぇのかよ」


楓が怒ったような感じで言った


「仕事よりお前たちの方が優先だ...俺は明日には戻らないといけないけどな」


お父さんは私たちのことをすごく心配してくれていた


「お母さんはしばらくこっちにいるから」

「親父は大丈夫かよ...」


りー兄が聞くと


「何とかなるわよ...子供じゃないんだから...」


そう言ったお母さんを

寂しそうに見つめていたお父さんだった...
< 44 / 186 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop