瞳の中の彼
「葵....」

心配そうに病室のドアの方を向いている未来....

「記憶が戻っちまったのかな...辛いよなぁ」

直也が呟いた

しばらくすると理玖さんが病室から出てきた

「理玖さん 葵ちゃん大丈夫ですか?」

直也が聞いている

「あぁ...今 眠っている...世話になったな」

理玖さんは辛い表情したまま下を向いている

「佐井はいたのか?」

「あいつの姿は見当たらなかった 理玖さん...」

たまり場を見つけ出し様子を伺っているが 誰もいる気配がないらしい
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