瞳の中の彼
「隼人 しばらく 葵見ててくんねぇか 俺 楓の方に行ってくる」

「いいですけど 俺で大丈夫ですか?」

「お前なら 大丈夫だ」

『お前なら 大丈夫だ』?どういう意味だ??

直也と真に未来を送らせた

俺は 葵の病室へ入りベッドの側に腰掛けた

青白い顔して眠っている葵
目元には一粒の涙が零れ落ちた

俺は彼女の目元に流れ落ちた涙をそっと手で拭った
そして青白い頬をそっと撫でる

記憶を取り戻した葵は これからどうなるだろうか?.....
俺は 気がつくと彼女の小さな手を握り締めていた

今まで自分から女の手など握ったことなんかなかった.....





それから2日後 彼女らは退院した

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