瞳の中の彼
彼女らが退院した日 理玖さんが俺達のたまり場へ来た

「奴らは見つかったか?」

「手がかりがまったくないです すいません」

「まったく何処に隠れてやがる!」

俺は 葵が眠っていた病室でずっと考えていた

「理玖さん...彼女の送り迎え 俺にさせてくれませんか?」

「隼人ぉ?」

直也が驚いている

「あぁ?送り迎えって お前家反対方向だろ? それに 朝弱いんだろ お前?真子に聞いてんぞ!」

「あいつベラベラと喋りやがって.....」

俺がブツブツ呟いていると


「誰がベラベラと喋ってんだぁとぉ!?」

入り口のドアに仁王立ちしている女が立っていた

「うおぉ!姉貴!!」

「よっ!真子!」

理玖さんが姉貴に手招きする

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