氷豹
ざまぁみろだな。
「陸ぅ?その女誰ぇ??」
語尾を伸ばした喋り方だ・・・。俗にいう、ぶりっ子って奴だ。
気に入らない。
睫毛がバサバサしてるし。
あたしもメイクしているが、あそこまでケバくない。
ってか、香水臭い・・・。
この匂いは大嫌いだ。
「梨花・・・!」
その女の名前か?
この溜り場をなんだとおもってるんだ?
女とヤるための場所ではない。
「光・・・。どういうことだ。」
「・・・。」
「無視か・・・。夢、どういうことだ。」
「・・・。」
んだよ。皆して無視か。
空と風はコンビニ行くってさっき出た気がする。
「ねぇ。浮気?女二人も此処にいるし・・・。」
「違う。」
「陸に聞いても無駄だわ・・・。」
梨花という女があたしのところに近づく。
「あんた、陸の何?」