恋の道のり
お姉ちゃんの夢かなえることなら話は別。


たったの一日だけだし。



やってやろうじゃん!



私だって本気を出せばモデルなんてできる!!



あの橘恵美と和樹の血が流れてるんだから!



「わかった。やるよ。」

「美香ちゃん!」

「美香ちゃ~ん!!さすが私の娘!!」



お母さんは私を抱きしめた。



ちょっと苦しい……



「それじゃユキちゃん!メイクお願いね!花梨ちゃんは髪のセットよろしくね!メイクはナチュナルで!美香ちゃんは素がかわいいんだから!」

「「「はい!!」」」



そして私のすごい大変身が始まった。



三つ編だった髪はおろされメガネもとって女の人たちがいろいろし始めた。



「あら、本当に綺麗。メガネで隠すなんてもったいない!」

「髪もおろしたほうがかわいく見えるわ。」

「このままモデルデビューしたほうがいいわよ。」




え……?



私がかわいい……?



そんなこと家族以外に言われたことない。



なんかうれしい……



いつもジミ子って呼ばれてるから…




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