漆黒の黒般若
考えているうちに寝てしまったのか目が覚めるともう太陽が上の方に上がっていた



目を擦りながらぼーっとそとを見ていると誰かが廊下を歩いてくるおとがする


斎藤さんかな?


少し緊張しながら足音の正体を待った


しかし現れたのは期待した人ではなかった


「楠葉ちゃんっ、約束ー」
「沖田さん…」

全く、この人は人の気も知らないで…


にこにこ笑いながら近づいてくる沖田さんについ苛々してしまう



「あのね、さっき近藤さんが美味しいお団子買ってきてくれたから僕の部屋で食べよー」


「お団子ですか!じゃああたしはお茶入れてから行くので先に部屋で待っててください」


甘いものが好きな楠葉はついつい食べ物につられてさっきの怒りなど忘れてしまう


「じゃあ、待ってるねー」

そういうと沖田さんは先に部屋に行ってしまった


あたしもお茶を汲みに部屋を後にした



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