漆黒の黒般若
あきらめモードがあたしを占める中足の方からすやすやとおとがする


不意にうつむくと沖田さんはすやすやと気持ち良さそうに眠っていた


本当にこの人は…

はぁ…、とため息をつくとその息で沖田さんの髪が微かに揺れる



「平和だなぁ…」


優しく差し込む日射しにまた眠気が襲いかかった


気を抜いた楠葉は柱に寄りかかるとコテッと眠りに落ちていった



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