漆黒の黒般若
「そうか…、これは土方さんからの提案なんだが隊士達がいない時だったら道場での練習を許すそうだ」
「本当ですか?でもなんで…」
「土方さんもあんたの楽しそうな顔を見て許可したのだろう。よかったな」
「はいっ」
楠葉は土方さんにお礼を言おうと立ち上がろうとした
しかしそれは斎藤によって制される
突然腕を捕まれた楠葉は驚いて斎藤さんの方をみる
先ほどの優しそうな顔とはうって変わってなんだか怒っている
「あの…斎藤さん?」
恐る恐る声をかけた楠葉に斎藤は笑みを見せる
しかしそれはいつもの優しい笑顔ではなくなんだか悪意のこもったどす黒いものだ
「それはそうと坂下…
あんたは今まで主人の俺をほったらかしにしてどこで何をしていたのだ?」
「えっ!?えっと、それはですね…、沖田さんの部屋でお茶を飲んでいて…」
明らか目が泳いでいる楠葉に斎藤が追い討ちをかける
「佐ノたちによれば総司が試合に勝ったあかつきには坂下直々に添い寝という話をきいたのだが?」
「えーっと…
添い寝なんてしてませんよ?ちょっと一緒にお昼寝しただけで…」
「それを添い寝と言うんだ。まったく、仕事もせずに総司の添い寝だとは何を考えているんだ!」
「本当ですか?でもなんで…」
「土方さんもあんたの楽しそうな顔を見て許可したのだろう。よかったな」
「はいっ」
楠葉は土方さんにお礼を言おうと立ち上がろうとした
しかしそれは斎藤によって制される
突然腕を捕まれた楠葉は驚いて斎藤さんの方をみる
先ほどの優しそうな顔とはうって変わってなんだか怒っている
「あの…斎藤さん?」
恐る恐る声をかけた楠葉に斎藤は笑みを見せる
しかしそれはいつもの優しい笑顔ではなくなんだか悪意のこもったどす黒いものだ
「それはそうと坂下…
あんたは今まで主人の俺をほったらかしにしてどこで何をしていたのだ?」
「えっ!?えっと、それはですね…、沖田さんの部屋でお茶を飲んでいて…」
明らか目が泳いでいる楠葉に斎藤が追い討ちをかける
「佐ノたちによれば総司が試合に勝ったあかつきには坂下直々に添い寝という話をきいたのだが?」
「えーっと…
添い寝なんてしてませんよ?ちょっと一緒にお昼寝しただけで…」
「それを添い寝と言うんだ。まったく、仕事もせずに総司の添い寝だとは何を考えているんだ!」