漆黒の黒般若
沖田さんのせいで誤解を解くのにかなり時間がかかってしまった


「おーい、持ってきたぞ。ついでに俺の部屋からもせんべい持ってきてやったぜ」


「佐之さんありがとうございます」


道場をでて5人で縁側に腰かける


「あ、お茶少し冷めてしまいましたね…」

「全く、佐之さんが遅いからですよ」


「お、俺だって急いできたんだぞ!」


「すみません、山南さん。せっかくいれてもらったのに。でも冷めても山南さんのお茶はおいしいです」


「はははっ。ありがとうございます楠葉さん、佐之さんもあなたのせいではないですよ」


「「山南さん〜」」



山南さんは仏様のような人である

鬼の副長とは違い常に笑顔で周りに癒しを振りまく


彼の周りだけ春が来たように和やかだ


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