漆黒の黒般若
それはお梅さんにとって地獄の暗やみに差した1つの光だったのかもしれない


芹沢鴨という恐ろしい人物に愛され、愛してしまったお梅さんは寒空に咲く一輪の梅の花のように可愛らしく気高かった


「お梅さんと芹沢さんはお似合いだとおもいますよ」


「なんだい?それは悪口かい?」


楽しそうに笑うお梅さんは輝いていた


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