漆黒の黒般若
ダンッ
開けた部屋は真っ暗闇だった
誰も居ないのか…?
そう思った総司は何か気配を感じて刀を構える
「誰かいるの?」
部屋に向かって尋ねると返事の代わりに刀が降ってきた
「おっと、やっぱりね…」
襖の裏に隠れていた男は避けた総司に舌打ちすると同じように刀を構える
「一人だけ上で隠れてるなんて小心者なのか、それとも強者の幹部なのか…?まぁ、どちらにしろ僕が殺すのに小心者も幹部もあんまり関係ないんだけどね」
「壬生浪のガキがほざくな。俺はお前に殺られるほど柔ではないわ」
「ふーん。まぁそう言ってられるのも今のうちじゃないの?」
「言わせておけばこのガキーっ!!」
カキーンッ
先に攻めてきたのは長州浪士の方だった
それを受け止める総司はまだまだ余裕の笑みを浮かべている
「くっそ…」
一旦間を開けた相手に総司は刀を振り上げる
殺れる…
そう思った総司に何かが込み上げるような感覚が襲った
「ぐ、うわぁっ”…」
思わず吐き出してしまった物をみて総司は絶句する
生々しいほどに赤く滴るそれは血だった
それを見た瞬間一瞬目の前が暗くなる
だめだっ!
こんなところで…
なんとか気力で持ちこたえた総司をよそに相手は刀を構え襲ってくる
「終わりだぁー!」
刀を構えるが間に合わない
ダメか…
そう思った瞬間
カキーンッ
目の前が暗くなった
気を失ったのか…?
いや、目は開けている感覚がある
総司は朦朧とする意識の中きょろきょろと辺りを見渡す
そして暗闇の正体を知って声をあげた
「どうして、君がここにいるんだ?!
楠葉ちゃん…」
開けた部屋は真っ暗闇だった
誰も居ないのか…?
そう思った総司は何か気配を感じて刀を構える
「誰かいるの?」
部屋に向かって尋ねると返事の代わりに刀が降ってきた
「おっと、やっぱりね…」
襖の裏に隠れていた男は避けた総司に舌打ちすると同じように刀を構える
「一人だけ上で隠れてるなんて小心者なのか、それとも強者の幹部なのか…?まぁ、どちらにしろ僕が殺すのに小心者も幹部もあんまり関係ないんだけどね」
「壬生浪のガキがほざくな。俺はお前に殺られるほど柔ではないわ」
「ふーん。まぁそう言ってられるのも今のうちじゃないの?」
「言わせておけばこのガキーっ!!」
カキーンッ
先に攻めてきたのは長州浪士の方だった
それを受け止める総司はまだまだ余裕の笑みを浮かべている
「くっそ…」
一旦間を開けた相手に総司は刀を振り上げる
殺れる…
そう思った総司に何かが込み上げるような感覚が襲った
「ぐ、うわぁっ”…」
思わず吐き出してしまった物をみて総司は絶句する
生々しいほどに赤く滴るそれは血だった
それを見た瞬間一瞬目の前が暗くなる
だめだっ!
こんなところで…
なんとか気力で持ちこたえた総司をよそに相手は刀を構え襲ってくる
「終わりだぁー!」
刀を構えるが間に合わない
ダメか…
そう思った瞬間
カキーンッ
目の前が暗くなった
気を失ったのか…?
いや、目は開けている感覚がある
総司は朦朧とする意識の中きょろきょろと辺りを見渡す
そして暗闇の正体を知って声をあげた
「どうして、君がここにいるんだ?!
楠葉ちゃん…」