漆黒の黒般若
「楠葉ちゃん…」


苦しそうに速い呼吸を繰り返している総司は力尽きたようにその場に倒れてしまった



「総司っ!」


意識を失った総司に駆け寄った斎藤は長州浪士であろう男を睨み付ける



「久しぶりだな…楠葉」




「吉田……」




楠葉の言葉に斎藤は目を見開く



「こいつが吉田……」





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