漆黒の黒般若
事件からそろそろ1週間が経とうとしていた
「沖田さん、お見舞いです
「あぁ、楠葉ちゃん。今日は何のお話してくれるのか楽しみだなぁー」
そう言って笑う沖田さんは意識を失ってから3日3晩眠り続けようやく目が覚めた時には安心で涙が浮かんだ
それからというもの暇な総司と暇な楠葉はよく話している
主には総司が楠葉に未来の話をねだり
楠葉が未来にある物や食べ物などを説明していた
「今日はですねー…、なんの話がいいですか?」
「うーん…そうだなぁ…。じゃあ楠葉ちゃんが前に言ってた学校ってのを教えてよ」
「学校ですか?うーん…、学校…、学校…」
少し悩みながら楠葉は学校について話始める
「学校っていうのは、物事を勉強する場所です。」
「寺子屋みたいな?」
「寺子屋…ですか?まぁそんなものです。習うものはたくさんあって、主には数学、理科、英語…」
「あーっ、ちょっとまって。名前だけじゃわからないからどういったことをやるかも説明してよ」
「説明ですか?えーと…、数学はそろばんみたいなことをやります。数を数えたりとか。
理科はうーん…、花はどうやって咲くのか?とか、ある物質同士を混ぜれば爆発するとか。
国語は、読み、書きかな…?
英語は、異国の言葉を学びます…」
「異国っ?!すっごーい楠葉ちゃん異国の言葉が話せるのー?ちょっと話してみてよ!」
「えっ?!そ、そんな無茶な…。あたし英語苦手ですし…」
断ろうとする楠葉の顔を覗き込むように見る沖田さんの目は異国の言葉の興味に輝いている
こ、断りづらい…
結局諦めて少々英語を話してみたがやっぱり沖田さんにはちんぷんかんぷんだったらしくすぐに飽きられてしまった
「次はー?」
「えーっと、あとは社会ですかね…。社会は主に地理と公民と歴史があって。あたしは歴史が苦手なんです…。どうしても年号が覚えられなくて」
「歴史に僕達新撰組は刻まれているのかな…?」
「えっ?」
「僕の夢は近藤さんに本物の武士になってもらうこと、でも新撰組が将来未来でも有名になっていてくれたらうれしいな」
大丈夫ですよ…
新撰組は有名です
言いたかったけど
なんだか言っちゃいけない気がして沖田さんには何も言えなかった
その代わりにあたしの学校生活を話してあげた
あたしの話を真剣に聞く沖田さんはまるで授業を受ける生徒さんみたいでつい笑いがこぼれる
「今日はここまでですよ」
「えー、もう行っちゃうの?今日はここに泊まってきなよー」
「そんな、斎藤さんに怒られちゃいますよ」
「一くんは過保護なんだよ。まぁそれほど楠葉ちゃんが大事なんだろうね」
沖田さんの言葉に少し赤くなりながら別れを告げて部屋に戻る
「斎藤さん…、早く帰って来ないかなぁ…」
最近、斎藤さんを待つ時間が長く感じるようになっていた
「沖田さん、お見舞いです
「あぁ、楠葉ちゃん。今日は何のお話してくれるのか楽しみだなぁー」
そう言って笑う沖田さんは意識を失ってから3日3晩眠り続けようやく目が覚めた時には安心で涙が浮かんだ
それからというもの暇な総司と暇な楠葉はよく話している
主には総司が楠葉に未来の話をねだり
楠葉が未来にある物や食べ物などを説明していた
「今日はですねー…、なんの話がいいですか?」
「うーん…そうだなぁ…。じゃあ楠葉ちゃんが前に言ってた学校ってのを教えてよ」
「学校ですか?うーん…、学校…、学校…」
少し悩みながら楠葉は学校について話始める
「学校っていうのは、物事を勉強する場所です。」
「寺子屋みたいな?」
「寺子屋…ですか?まぁそんなものです。習うものはたくさんあって、主には数学、理科、英語…」
「あーっ、ちょっとまって。名前だけじゃわからないからどういったことをやるかも説明してよ」
「説明ですか?えーと…、数学はそろばんみたいなことをやります。数を数えたりとか。
理科はうーん…、花はどうやって咲くのか?とか、ある物質同士を混ぜれば爆発するとか。
国語は、読み、書きかな…?
英語は、異国の言葉を学びます…」
「異国っ?!すっごーい楠葉ちゃん異国の言葉が話せるのー?ちょっと話してみてよ!」
「えっ?!そ、そんな無茶な…。あたし英語苦手ですし…」
断ろうとする楠葉の顔を覗き込むように見る沖田さんの目は異国の言葉の興味に輝いている
こ、断りづらい…
結局諦めて少々英語を話してみたがやっぱり沖田さんにはちんぷんかんぷんだったらしくすぐに飽きられてしまった
「次はー?」
「えーっと、あとは社会ですかね…。社会は主に地理と公民と歴史があって。あたしは歴史が苦手なんです…。どうしても年号が覚えられなくて」
「歴史に僕達新撰組は刻まれているのかな…?」
「えっ?」
「僕の夢は近藤さんに本物の武士になってもらうこと、でも新撰組が将来未来でも有名になっていてくれたらうれしいな」
大丈夫ですよ…
新撰組は有名です
言いたかったけど
なんだか言っちゃいけない気がして沖田さんには何も言えなかった
その代わりにあたしの学校生活を話してあげた
あたしの話を真剣に聞く沖田さんはまるで授業を受ける生徒さんみたいでつい笑いがこぼれる
「今日はここまでですよ」
「えー、もう行っちゃうの?今日はここに泊まってきなよー」
「そんな、斎藤さんに怒られちゃいますよ」
「一くんは過保護なんだよ。まぁそれほど楠葉ちゃんが大事なんだろうね」
沖田さんの言葉に少し赤くなりながら別れを告げて部屋に戻る
「斎藤さん…、早く帰って来ないかなぁ…」
最近、斎藤さんを待つ時間が長く感じるようになっていた