漆黒の黒般若
「凄かったなぁ、あの楠ってやつ。平助があんなに押されるとは思わなかったぜ」



「あぁ、あれはもう入隊決定だな」


「だけどよぉ、少し気味わりいよな。だってあの実力を見ると初めのあれは手を抜いてたってことか?それに途中笑ってたじゃねーか!俺、怖くなっちまったぜ」



「あぁ、あいついったい何を考えてんだよ…?」



永倉さんと佐之さんが話す中楠葉は混乱していた



どうして祐がいるの?

新撰組に入るの?

でも、あれは本当に祐なのかな…?



楠葉の視線は試合を終えてもとの位置で正座する祐に釘付けだ




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