漆黒の黒般若
「沖田さん、起きてますか…?」
「どうぞ」
襖に向かって声をかけたら向こう側から返事があった
「いつ起きたんですか?」
部屋に入ると布団から体を起こした沖田さんがにこにこと笑っていた
「うーん、すこし前かな?今日はよく寝たからなんだか調子がよくてね」
そういって伸びをする沖田さんは顔色もよくていつも通りの彼だった
「よく寝てましたからね」
「え?僕の部屋にいつ来たのさぁ。起こしてくれてもよかったのに…」
「起こしちゃ悪いかな、って思ったんですよ。あ、そういえば山南さんがごはん一緒に食べようっていってて、もしよかったら沖田さんもどうですか?」
「今日はなんだか食欲もあるし、一緒に食べようかな」
「本当ですか!やっぱり治ってきてるんですよ。山南さんにも言ったらきっと喜びますよ」
まるで自分の事のように喜ぶ楠葉に総司の頬が少し赤らんだ
そんなことにも気付く筈がなく楠葉は山南さんを呼びにいってしまった
「ふぅ…、全く。楠葉ちゃんが近くにいたらいつまでたっても死ねる気がしないや」
そういって一人呟く総司はなんだか幸せそうにも見えた
「どうぞ」
襖に向かって声をかけたら向こう側から返事があった
「いつ起きたんですか?」
部屋に入ると布団から体を起こした沖田さんがにこにこと笑っていた
「うーん、すこし前かな?今日はよく寝たからなんだか調子がよくてね」
そういって伸びをする沖田さんは顔色もよくていつも通りの彼だった
「よく寝てましたからね」
「え?僕の部屋にいつ来たのさぁ。起こしてくれてもよかったのに…」
「起こしちゃ悪いかな、って思ったんですよ。あ、そういえば山南さんがごはん一緒に食べようっていってて、もしよかったら沖田さんもどうですか?」
「今日はなんだか食欲もあるし、一緒に食べようかな」
「本当ですか!やっぱり治ってきてるんですよ。山南さんにも言ったらきっと喜びますよ」
まるで自分の事のように喜ぶ楠葉に総司の頬が少し赤らんだ
そんなことにも気付く筈がなく楠葉は山南さんを呼びにいってしまった
「ふぅ…、全く。楠葉ちゃんが近くにいたらいつまでたっても死ねる気がしないや」
そういって一人呟く総司はなんだか幸せそうにも見えた