漆黒の黒般若
ようやくもとに戻った楠葉だったが今度は真っ赤になってうつむいてしまった
「そんなことしたって楠葉ちゃんが斎藤さんを思っている事実は変わらないでしょ?全く…、乳はいっちょ前なのに、中身は子供だねぇ」
チラリと楠葉を見るが彼女はまだうつむいたままだ
それを見てはぁ、とため息をこぼしたお信は言葉を続ける
「心配することないわ。あたしもこの歳で好きな人は最近やっと出来たのよ」
「えっ…?」
いっちゃった、といいながら少し頬を赤らめるお信さんの言葉で楠葉はやっと顔をあげる
「あの、お信さんの好きな人のこと、聞いてもいいですか……?」
聞いちゃいけないかと思ったがなんだかどうしてもお信さんの好きな人の話が気になった
「あら、あたしのばかり聞いて楠葉ちゃんが話さないのはわりに合わないわよ?あたしが話終わったら楠葉ちゃんも話してよ?思い人のこと」
「は、はいっ……」
「そんなことしたって楠葉ちゃんが斎藤さんを思っている事実は変わらないでしょ?全く…、乳はいっちょ前なのに、中身は子供だねぇ」
チラリと楠葉を見るが彼女はまだうつむいたままだ
それを見てはぁ、とため息をこぼしたお信は言葉を続ける
「心配することないわ。あたしもこの歳で好きな人は最近やっと出来たのよ」
「えっ…?」
いっちゃった、といいながら少し頬を赤らめるお信さんの言葉で楠葉はやっと顔をあげる
「あの、お信さんの好きな人のこと、聞いてもいいですか……?」
聞いちゃいけないかと思ったがなんだかどうしてもお信さんの好きな人の話が気になった
「あら、あたしのばかり聞いて楠葉ちゃんが話さないのはわりに合わないわよ?あたしが話終わったら楠葉ちゃんも話してよ?思い人のこと」
「は、はいっ……」