漆黒の黒般若
斎藤と総司に楠葉の事を聞くなり土方と近藤は部屋を飛び出した
「まずいぞ、トシ。このままでは楠葉君が!」
「わかってるよ、近藤さん。待ってろよ楠葉」
意気込んだのもつかの間、廊下の向こう側からたった今助け出しに行こうとしていた人物が顔を出す
「坂下っ!」
3人が唖然とするなか斎藤が彼女の元に駆け出す
それに続いて総司、近藤が平然と現れた楠葉に駆け寄った
「大丈夫か?何もされなかったのか?」
珍しく慌てる斎藤に楠葉も含め斎藤以外の人々は驚きを隠せない
「あ…、はいっ。大丈夫ですよ。ご心配をお掛けしました」
にこにこと笑う彼女だが周りはこの笑顔が心配だった
「本当に何もされなかったの?正直に言ってよ
僕、今から芹沢さん斬って来るから」
そういって刀をチャキッと抜き出そうとする総司を楠葉が全力で止める
「ま、待ってください!本当に芹沢さんには何もされてないんです!本当です…」
「本当なんだな?」
必死で総司を止める楠葉の様子を見て斎藤は彼女のいっていることは真実なんだと悟った
「はい…」
斎藤の目をしっかり見て答える楠葉に他の3人も芹沢の無罪を確信した
「わぁったよ。よし、今日はもう遅いし解散だ。話はまた明日聞く。それでいいな?楠葉」
「はい」
そういうと土方と近藤は欠伸をしながら部屋へと帰っていった
「本当に大丈夫?」
沖田はまだ心配なようでなかなか部屋へと戻ろうとしない
「はい、さっきは助けてくれようとしたのに追い出すようなことしてすみませんでした…。でも本当に芹沢さんにはなんにもされてないので大丈夫ですよ」
にっこり笑う彼女を見て安心したのか総司もとぼとぼ部屋へと帰っていった
「まずいぞ、トシ。このままでは楠葉君が!」
「わかってるよ、近藤さん。待ってろよ楠葉」
意気込んだのもつかの間、廊下の向こう側からたった今助け出しに行こうとしていた人物が顔を出す
「坂下っ!」
3人が唖然とするなか斎藤が彼女の元に駆け出す
それに続いて総司、近藤が平然と現れた楠葉に駆け寄った
「大丈夫か?何もされなかったのか?」
珍しく慌てる斎藤に楠葉も含め斎藤以外の人々は驚きを隠せない
「あ…、はいっ。大丈夫ですよ。ご心配をお掛けしました」
にこにこと笑う彼女だが周りはこの笑顔が心配だった
「本当に何もされなかったの?正直に言ってよ
僕、今から芹沢さん斬って来るから」
そういって刀をチャキッと抜き出そうとする総司を楠葉が全力で止める
「ま、待ってください!本当に芹沢さんには何もされてないんです!本当です…」
「本当なんだな?」
必死で総司を止める楠葉の様子を見て斎藤は彼女のいっていることは真実なんだと悟った
「はい…」
斎藤の目をしっかり見て答える楠葉に他の3人も芹沢の無罪を確信した
「わぁったよ。よし、今日はもう遅いし解散だ。話はまた明日聞く。それでいいな?楠葉」
「はい」
そういうと土方と近藤は欠伸をしながら部屋へと帰っていった
「本当に大丈夫?」
沖田はまだ心配なようでなかなか部屋へと戻ろうとしない
「はい、さっきは助けてくれようとしたのに追い出すようなことしてすみませんでした…。でも本当に芹沢さんにはなんにもされてないので大丈夫ですよ」
にっこり笑う彼女を見て安心したのか総司もとぼとぼ部屋へと帰っていった