幸せの記憶
数日後、彼の奥さんが
かおりのうちにやってきて、

「彼と別れてちょうだい。
彼は子供が大好きなの。
あなたにはムリでしょ?」

といわれた。

ショックすぎて、
涙もでなかった。
それ以来、
彼がかおりの家を
訪れることはなかった。
< 19 / 112 >

この作品をシェア

pagetop