幸せの記憶
「あー、そうだった。
ごめん。ごめん。今、行く!」
そう言って、悦子は席を立った。

悦子の旦那、剛が
ひろしの顔に気づかなければ、
いいな~。

温子はハラハラして彼を見つめた。

ひろしは顔を伏せている。

だか、剛は
「ちゃこ」こと比沙子に
釘付けになっている。


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