幸せの記憶
彼女の歓迎会をしよう。
課員たち数人で居酒屋に行った。
剛は彼女から
少し離れたところに座った。
2次会、3次会と人数が減っていった。
彼女は楽しそうにお酒を飲んでいる。
結構、飲んでる気がするが、
しっかりしてる。
3次会が終わり、
終電ギリギリの時間だ。
「私、もう終電ない。どうしよう。」
彼女がボソっと言った。
「じゃあ、もう一件いく?」
剛は言ってみた。
「いいんですか?」
彼女は答えた。