幸せの記憶

彼女が
誰だか分からないまま
披露宴は、無事、終了した。

「この後、飲み行くぞ~!
ちゃこも行くんだぞ!」

そう言ったのは、
すでに酔っ払っている
としお兄ちゃんだ。

「年よりはもうムリよ。
若い人だけで行ってちょうだい。」

と親戚の
おばさんおじさんは帰っていった。
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