俺だけの花嫁

「俺の何を知ってるって言うんだ。」

「だって今までは誰も相手には…」

「相手にする気にもならなかっただけだけど?」


イラついた声で冷たく言い放つ。



「もう一度言う。真琴は特別だ。真琴に手を出す奴は、俺が許さない。」


怒りを込めてハッキリとそう言うと、4人は唇を噛み、その場から走って逃げていった。


本当は一発殴りたい気持ちだったのが本音だ。

さすがに女にそれは出来ず、手をギュッと握りしめ、気持ちを落ち着かせる。




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