俺だけの花嫁
「ごめんって!まさか本当に図星だったとはな。悪かったよ、からかって。」
「もう!」
プリプリ怒る姿に苦笑しながら頭をポンポンとした。
サラサラな髪が指に触れる。
「可愛かったから、ついな。」
「なっ…」
真っ赤になって驚いた顔をしている。
コロコロ表情が変わる。
その反応に俺も素直に言葉が出るよ。
愛しいってこういうことなのかな。
真琴の色んな表情が見たい。
俺の気持ちは少しずつ真琴へ向いて行くのがわかった。