俺だけの花嫁



歯切れの悪い俺に首を傾げる。



「何かありました?」

「…真琴から離婚届けが送られてきた。」

「離婚届け?」



真琴の名前が書かれた離婚届けが先日届いたのだ


「真琴の父親も…会社を退職したらしい」

「それって…」

「いや、それに関してはうちの親父は何もしてないだろう。真琴の父親の会社の判断で自主退職をさせたようだ。」



真琴の父親の会社側がame-miyaへの体裁を気にしての判断だろう。

下手につつかれても、本人が退職したと言えば収まると考えたんだろうけど。




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