俺だけの花嫁



真琴は成績はいい方だと思う。

前の学校もそれなりの進学校だった。しかし、数学だけはどうも苦手のようだった。


俺は真琴がわからないと言った所を説明し、解いていく。


チラッと見ると俺の手元を良く見て頷いていた。


「出来た!合ってる?」



真琴が問題をすんなり解けて嬉しそうに顔をあげた。


あまりにも嬉しそうだから俺も思わず微笑む。



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