俺だけの花嫁



真琴はその言葉に戸惑ったような驚いたような複雑な表情を見せる。


なんでそんな顔になるんだ?


俺何か変なこと言ったか?


真琴を不思議に見ていると、「伊織?」と声をかけられた。


見ると、肇が飲み物を手に、俺の方に歩いてきた


「珍しい。伊織が女の子に囲まれていないなんて」

「お前か…。別に好きで囲まれてる訳じゃない」


俺の憮然とした返事に「知ってる」と苦笑している。


そんな肇が「ん?あれー?」と真琴に目を移した

そういや、肇には紹介してなかったな。

< 77 / 244 >

この作品をシェア

pagetop