俺だけの花嫁


「綾川さんじゃん。こんにちは」



そう言いながら椅子を隣から引き寄せ、真琴の隣に座る。

自己紹介しながら俺とは幼なじみだと語る。

積極的にグイグイ話かける肇に、一瞬戸惑いを見せた。



「噂通り可愛いね。真琴ちゃんって呼んでいい?」

「え!?あ、はい…」

「ちょっと!肇。真琴が困ってるでしよ」



見かねた薫が会話に割り込む。


肇はごめんごめんと言いながらも、噂の美少女がどんな子か気になって。なんて言ってる。


本当、コイツは女の子には積極的だよなぁ。


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