俺だけの花嫁
「は?」
「真琴ちゃん、可愛いし俺彼氏になりたいなぁ」
「なにいって…」
「なぁ、いいよな?伊織?」
動揺する真琴から俺に視線を向ける。
明らかに俺の反応をみてやがる。
まぁ、実際、どう?って聞かれても真琴は俺の妻だからな。
それに肇には彼女がいるから、初めから冗談だってわかっている。
そう思っていると、真琴が困ったように俺を見つめていた。
俺も真琴をジッと見る。
…肇に声をかけられたくらいで赤くなってんなよ