俺だけの花嫁



そう突っ込みたくなったが、それにはあえて何も言わず、サッと笑顔を作った。



「悪い。用事を思い出したから、俺帰るわ。」

「え!?」

「悪いね。」



そう言って宇田川に資料を手渡しし、生徒会室を出た。


身が入らないし、そんなんじゃぁ補助にもならないしな。


ポケットから携帯を出し、風間さんに迎えの電話をかけた。














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