俺だけの花嫁



黙ってしまった真琴の顔を覗き込む。



「どうかしたか?」

「え?あ、ううん。何でもないよ」



真琴はパッと笑顔を作る
あ…。



「まこ…「ごめん。今日はもう部屋戻るね」

「あ…」



立ち上がって部屋を飛び出して行く真琴の腕を掴み損ねた。


パタパタと部屋から遠ざかって行く。


どうしてだ…?


あんな切なそうな顔…。 俺のせいだよな?

何で…。



< 89 / 244 >

この作品をシェア

pagetop