私の秘密。

「相変わらず、綺麗だった」

『わかってる・・・
 覇九はいつだって綺麗だ。』

「あいつ、凄く
 つらそうにかえってったよ・・」

『・・・だろうな・・・ 
 覇九は怖がられることを
 諦めてるし申し訳ないとも思ってるだろう』

そうだ、
その辺にいる一般人に
見つかったのならともかく
能力の事を知ってる俺たちが
突き放したら終わりじゃないか・・・

でもきっとあいつは何も
いわないだろう・・・

次会えばいつもの
感じで会話をするだろう・・・

いつからか
あいつと一線おいたかんじなんだよなー。

俺らが先に距離を
とったのかもしれないけど・・・

「冬、お前転生してくんの
 遅かったよな?
 何年ぶりだ?」

『大体1400年ぐらいですね・・・。
 ほんとに久しぶりに
 あの覇九さんを見ました。』

「・・・謝んなきゃな、覇九に」

『そうですね』

『・・・・・あぁ』

『わかっている。』

そうして
ストップしてた思考回路を
うごかしていざ帰ろうとゆうときに

『またんか・・・』

「えっっ?」

『俺の存在を忘れてないか?
 俺はお前らに話があって残したんだぞ
 お前らを気遣ってなんて…馬鹿馬鹿しい!!!』

「あー
 悪かったよ、銀。
 話って何だ?」

『・・・4人とも
 静かに聞けよ。』   


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