モテ遊ばれた実雨の恋愛【上】
私は、男子と仲がいい。だか、恋愛まではいかない。


私が恋愛しなくても、男子はするかもしれない。


「絶対にあり得ない。それに、噂なんて、所詮、本当かどうか分からないんだよ!?噂なんて信じない!」


麻南の机に身を投げだし、机を両手で叩いて黙らせる。


「確かにそうなるけど、嘘かどうかは、本人に聞けばいいじゃん」


「やだ!面倒」


聞くものか!!意地でも聞かないと、頬を膨らませた。


これまで黙っていた、樹夜夏が口を開いた。


< 5 / 83 >

この作品をシェア

pagetop