この手でキミを温めさせて【短編】
タツ兄が言っていた通り、午後になると空は急速に厚い雲に覆われ雪が降り始めた。
気が付くと辺りには人もまばらになっていたが、リフトに乗ってしまったものは仕方ない。
「ちょっと吹雪いてきたけど、頑張って降りような」
「はいっ!」
疲れているだろうにそんな素振りは全く見せず、笑顔を振りまくマミちゃんの好感度は上がりっぱなしだ。
俺はそんな彼女に安心してしまったのかもしれない。
滑り始めてしばらくした時、アクシデントは起こった。
気が付くと辺りには人もまばらになっていたが、リフトに乗ってしまったものは仕方ない。
「ちょっと吹雪いてきたけど、頑張って降りような」
「はいっ!」
疲れているだろうにそんな素振りは全く見せず、笑顔を振りまくマミちゃんの好感度は上がりっぱなしだ。
俺はそんな彼女に安心してしまったのかもしれない。
滑り始めてしばらくした時、アクシデントは起こった。