*硝子*【短】
「・・・な、何・・・」

「僕・・・」

「・・・?」


「足が痛いです」

「・・・・」

はぁぁぁぁっ!?

何なの一体この人はっ!?
人騒がせな・・・っ!

「し、知りませんっ!」
「そんな事言われてもっ」


私はつかつかと病院の
入り口の方へ向かって歩く。

「あ、・・・」

御神さんが後ろの方で
何か言いかけたが私は無視。


本当に人騒がせっ!

*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

私は御神さんをほって倖の
病室へ帰って来た。

「恵介先生はもうすぐ来るよ」

「やったぁーっ」


ああ、倖の気が知れん・・・。


─コンコンッ─

ドアをノックする音が聞こえた。

御神さんかしら・・・?


「はい・・・」

ドアが開き、そこで
立っていたのは・・・



峰原さん─・・・


「み、峰原さんっ!?」
「如何してここに・・・っ!?」

私の頭は思考回路が止まり、
真っ白な状態。

「やあー、君の同僚に
娘さんの事を聞いてね」

「そ・・・ですか・・・」


私は未だに唖然としてる。


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