*硝子*【短】
峰原さんをふったからと言って、
御神さんと付き合う訳でもない。


ただ、踏ん切りを付けたかった。


「三咲さん・・・」

「御神さん・・・」

後ろには、御神さんの姿。


「スミマセンが告白の返事、
まだ保留しといてくれませんか?」

「え・・・」

「今、返事しろと言っても
ふられるの分かってるんで・・・」


御神さん・・・


「ちゃんと、僕を見て欲しいんです!」
「それまで返事は保留でお願いします」

「・・・・・」





「はい、判りました・・・!」


何だか、涙が出そうだった。


貴方の優しさに包み込まれて、
それがあまりにも暖かかくて・・・。


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