その告白、信じますか?
「いらっしゃいませー!」
明るい声とともに、大学生くらいの女の子がやってきた。
「お一人様ですか?」
店内を見回しながら頷く。
「カウンター席とテーブル席がございますが?」
窓際にある二人がけのテーブルが空いているのを見て、
「あそこ、いいですか?」
指差して訊ねると、
「かしこまりました。」
にっこりと微笑み、席までエスコートしてくれた。
私が座るのを待ち、おしぼりと、水の入ったグラスをテーブルに置いた。
慣れた手つきで目の前にメニューを広げ、
「ご注文がお決まりになりましたら、お呼びください。」
かわいらしい微笑みを残して去っていった。
軽食のページを開く。
思っていたより充実していて、ちょっと嬉しい。
また来よう、そう密かに決めて、オムライスを注文した。