カリソメオトメ
一週間が過ぎた頃、彼女の親から電話が来て、彼女が遠く離れた治療施設に入院したことを教えてくれた。親はあたしに「ありがとう」と言ってくれたけど、あたしは彼女の親に「あんた達の為にやったんじゃない」と吐き捨てた。
あんな有様になるまで彼女の状態に気付いていなかったってことは、ほとんど彼女を見てなかったということだと思う。
あたしにはそれが許せなかった。
ただ、それでも彼女の親は何度もお礼を言っていた。
あたしは馬鹿でフリークスだから、これが正しかったかどうかなんて分からないけど、きっとあいつならこうしただろうと思った。
彼女が入院して一月が過ぎた頃に、彼女から一通の手紙が届いた。その手紙には一言、「ありがとう」とだけ記してあった。
あいつはドラッグに真実はないと言っていた。それが正しいのかどうか、あたしには分からないけれど、あたしも彼女に壊れて欲しくなかった。
少なくとも、それは間違っていなかったらしい。
あんな有様になるまで彼女の状態に気付いていなかったってことは、ほとんど彼女を見てなかったということだと思う。
あたしにはそれが許せなかった。
ただ、それでも彼女の親は何度もお礼を言っていた。
あたしは馬鹿でフリークスだから、これが正しかったかどうかなんて分からないけど、きっとあいつならこうしただろうと思った。
彼女が入院して一月が過ぎた頃に、彼女から一通の手紙が届いた。その手紙には一言、「ありがとう」とだけ記してあった。
あいつはドラッグに真実はないと言っていた。それが正しいのかどうか、あたしには分からないけれど、あたしも彼女に壊れて欲しくなかった。
少なくとも、それは間違っていなかったらしい。