(続)男装してアイドル始めます*.
社「他の手紙もそういう内容だったよ。」
和「こんなに……??」
こんなに多くの人が私を応援してくれていたの…??
こんな中途半端な私が……??
そんな事を思っていたら
自然と涙が出て来た。
燐「和ちゃんを応援してくれてる人はこんなに居るんだから…僕達ともう一回アイドルして見ない???」
和「でも…私女だし…。」
漣「いいんじゃないか??皆のためにつく嘘なら…。その嘘で喜んでくれる人が居るなら。」
和「いるかな…そんな人…。」
燐「いるじゃん。少なくともこの手紙書いてくれた人は。」
和「でも…。」
漣「俺達は歓迎するぜ。」
アイドル…
良い仕事だと思う。
皆を幸せにできる仕事。
でも…そんな良い仕事私がしていいのかな…
社「次、やると決めたら止められないよ。すぐにWVとしてデビューして貰うから…。」
和「WV…??」
社「新しい名前考えたんだ。Meは君に全面的に協力するよ。でびゅーするならね。」
皆応援してくれてる……
私がやっても迷惑にならないかな……
夢を与えるこの仕事この事務所でやりたい…
私は強くそう思った。