この声が届くまで





「 むかつく 」

「 え… 」

「 ガキじゃねぇ、俺だって男だ 」




もしかして気にしてたのかな…




「 愛彩だって一人の女
だからこうして 」

「 ひゃっ… 」

「 触れたくなる 」




それは男の目だった

奏の手にいちいち反応する


なんて正直な体




「 奏 」




今度は私からキスをした

想いを、伝えたかったから






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