この声が届くまで
#6
―――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――――――
「 いったぁー… 」
まだ小学生の愛彩
海がとても綺麗で砂浜で遊ぶのが好きだった
「 何してるん? 」
思わず声をかけたくなった
その少年があまりにも輝いてたから
「 誰? 」
「 愛彩やで! 」
「 僕は海吏 」
幼い私達の恋心が芽生えた瞬間だった