この声が届くまで





優しく頭を撫でるこの癖

昔から変わってない




「 十弥心配してるで、戻り? 」




十弥が、迎えに来てくれてた

メガネを拾ってかけてくれた
それは莉央ちゃん




「 愛彩、メガネ外すの禁止 」

「 はーい…莉央ちゃーん 」




鼻水チーンてして、涙をふく

もう大丈夫だ




「 あーちゃん、来てくれてありがとう 」




海吏はそれだけ言ってあとは莉央ちゃんに任せてこの場を去っていった





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