この声が届くまで





拓は一瞬驚いたような顔をした気がした

気のせいかもしれない




「 愛彩こっちー! 」




みんな楽しそう

愛彩もだいぶ溶け込めたかな?




「 行ってくれば? 」

「 行かない…なんか拓が寂しそう 」




拓は一人にしちゃ行けない気がした




「 さっさと行け 」




せっかく心配したのに

拓に突き放された…ばーか!





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