この声が届くまで





でも、知ってほしい…




「 愛彩が産まれたせいで
ママが死んだんでしょ?


だから愛彩ね、
生まれてきたことをすっごい後悔した。

愛彩じゃなくてママが生きてればって… 」


「 愛彩…っ…… 」


「 だけど大好きなパパが居て、
友達が居て、大好きな人が居て。

だからこそママの分まで生きたいって思った。


でもそんなときに友達に裏切られて
何もかも失って…
そんなときにこの子ができたの。

それは愛彩にとって、希望だったんだ 」





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