この声が届くまで





パパの背中に頭を下げた

どんな表情なのかは分からない


だけどね、

愛彩の`本気´を分かってほしい




「 頭を上げなさい 」




いつの間にか目の前にいたパパは

もう、いつもの優しい笑顔をしたパパだった




「 愛彩はまだまだこれからなんだ。
頑張りなさい 」

「 うっ…パパ~! 」




そのままパパの胸で子供のように泣いた

やっぱり、パパは暖かい

大好きだよ





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